【2014 W杯】 W杯 Aグループ
ワールドカップ2014ブラジル大会Aグループの簡単な紹介と考察。これからW杯の開幕までの8日間、各グループの勝ち抜け予想をしてみようと思う。
Aグループ
- ブラジル (9)
- クロアチア (16)
- メキシコ (20)
- カメルーン (50)
※括弧内はFIFAランキング
優勝候補ブラジル
多くの新聞紙や関係者が予想する通り、優勝候補筆頭はブラジルであろう。コンフェデ杯で、前評判を覆し優勝。多くの人たちが手のひらを返したのは、記憶に新しい。
最前線にD・コスタが入れば完璧といえるスカッドだったかもしれないが、D・コスタはスペイン代表を選んでしまった。しかし、コンフェデ杯でトップを務めあげたフレッジやジョーは、ネイマール、オスカル、フッキらとの連携に手練れである。下手にいじるよりコンフェデ杯の勢いそのまま持っていけるメンバーの方がいいのかもしれない。
ただ、ボランチでは、今季プレミアリーグで優勝したマンチェスター・シティのフェルナンジーニョが優先的に起用される可能性が高い。Y・トゥーレの相方としてその才能を存分に披露した今、彼を選択肢から外す方が難しい。
過去一年の戦績を振り返っても、親善試合でスイスに一敗してるのみ。最近ではチリ(2-1)や南アフリカ(5-0)を下し、勢いも衰えがみられない。総合力勝負になれば、並ぶ国はそうそういないし、開催国のアドバンテージもある。とにかく、GLで負けていられない国のひとつなのは、疑いようがない。
二番手探し
ブラジルの1位通過がほぼ確実なら、次はどこの国か。
マンジュキッチ、モドリッチを擁するクロアチアは、欧州予選プレーオフからの勝ち上がりとなる。本予選では、マケドニア、ウェールズを順当に下す力をもっている。しかし、ベルギーには1敗1分、スコットランドには2敗という力不足感の否めない面も露呈している。1998年のW杯では3位と好成績をおさめているクロアチアだが、現状は、その力なしと見ざるを得ないだろう。
チチャリート、ドスサントス擁するメキシコは、北中米カリブ海予選でまさかの4位。こちらもプレーオフにまわり、ニュージーランドを下しようやくW杯出場を決めた。予選ではアメリカ、ホンジュラス、コスタリカには1勝もできず、パナマやジャマイカに引き分けるという事態も。想定していたよりも、遥かに苦しい最終予選だったに違いない。5月28日に行われたイスラエルとの親善試合では、ラユンの活躍もあり3-0で勝利している。
マインツの岡崎慎司のチームメイトであるシュポモティング擁するカメルーンは、アフリカ予選からの出場。最終予選では、チュニジアを下して出場を決めた。アフリカ予選は、ほかの大陸の予選とかなり毛色が違い、素直に力量を判別しにくい。判断材料としては、親善試合ではあるが5月26日のマケドニア戦と29日のパラグアイ戦がよさそうだ。マケドニア戦は2-0で勝利し、パラグアイ戦では1-2で敗戦を喫している。
結論
◎ブラジル
〇メキシコ
△クロアチア
✕カメルーン
まさに1強というGL。タレント力のあるクロアチアと、技術力で攻めるメキシコとの戦いになる。両チームの直接試合は、3戦目。カメルーンを確実に下し、ブラジルにくらいつき、GL最終戦までにコンディションをより高めた国が勝つ。現状では、クロアチア優勢との見方が多いが、気候アドバンテージのあるメキシコを優位とした。
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