【2014Ｗ杯】GL最終戦 G組H組まとめ

公開日： 2014/06/27 : 最終更新日：2014/06/28 サッカークリスティアーノ・ロナウド, ワールドカップ

E組

ポルトガル 2-1 ガーナ

両者ともに勝ちが絶対条件。その上で他会場の結果次第という状況。ポルトガルはポスティガが復帰できず、エデルがトップに入った。DFにはペペが出場停止から復帰。ガーナは、練習中に規律違反をしたボアテングとムンタリを追放。中盤に不安を残す。

今日はクリスティアーノ・ロナウドがアグレッシブに動いた。そして、献身的であった。仲間の支援もあり、見せ場を作り続ける。すると、ロナウドが左サイドからあげたクロスが敵DFにあたり、ボールがそのままゴールマウスへ吸い込まれた。ラッキーとはいえ、先制点である。その後もポルトガルは、ガーナの攻撃をうまく防ぎ、アグレッシブに試合を進める。

後半、アサモアが左サイドから左のアウトサイドで絶妙なクロスを入れる。それをギャンが楽々と決め追いつく。これで勢いをつけたいガーナは、次々とポルトガル陣内へ侵入。ゴールを脅かす。ポルトガルも機をみて反撃にうつると、ゴール目の前でガーナのGKがはじいたボールがロナウドの目の前に転がり、そのままシュートを決めた。千載一遇を逃さないのもまたスターの証である。

その後、両者に決定機が訪れたが決めきれず、2-1で試合を終えた。

ドイツ 1-0 アメリカ

ドイツは大半がレギュラーメンバーで、ゲッツェとシュールレがベンチスタート。ラームが中盤の底に入った。

立ち上がりからドイツがボールを支配し続ける一方的な展開。雨が降っている影響を考慮してか、ドイツはサイドからの攻撃を多用。アメリカは、ボールを奪うと縦に早く攻撃を仕掛ける。そして、ドイツのウィークポイントである右を徹底的につく。

後半、ドイツがまた押し込む展開。CKのこぼれ球をミュラーが強烈なシュートで先制点を挙げた。その後、アメリカも攻勢に出るがドイツの堅い守備をなかなか抜けない。後半から投入されたクローゼは得点できず、最高得点記録の更新はおあずけとなった。スコアは、ドイツがそのままクリーンシートで終え勝利を飾った。

この結果、両者が共にノックアウトステージへ進んだ。ポルトガルは初戦でドイツに大敗したのが響いて、得失点差に泣いた。勝負事は、最後まであきらめてはいけないということを物語っている。

[順位確定]
1位ドイツ (点7／差5)
2位アメリカ (点4／差0)
3位ポルトガル (点4／差-3)
4位ガーナ (点1／差-2)

H組

ベルギー 1-0 韓国

ベルギーはすでにGL突破を決め、引き分け以上なら首位通過。一方、韓国は大差をつけて勝利しなければならなかった。ベルギーはアザール、コンパニ、アルデルヴァイレルト、ヴィツェル、デブルイネ、ルカクなどを温存。すでに目はノックアウトステージに向けられていた。

立ち上がり、ベルギーは無理せずゆったりと入る。ただ、韓国は多く点が欲しいため攻勢を強めてきた。韓国の激しい攻め手にも確実に対応し、ゴールを割らせないベルギー。機をみてはカウンターを仕掛けて相手の体力をじわじわと奪い、試合を進めていた。が、前半終了間際。デフールが両足で韓国選手の足を踏みにいったと見なされ一発レッドカード。不穏な空気のまま前半を終える。

数的不利になったベルギーは、後半から固いブロックを形成。韓国の攻撃をはね返す。攻めに人数をかけれないベルギーはミドルシュートなどで打開しようとする。途中出場のオリギがペナルティアーク付近からミドルシュートを打つと、韓国のGKがはじく。そこにSBのフェルトンゲンが走りこんで、待望のゴール。数少ないチャンスをものにしたベルギーがそのまま逃げ切り、3連勝を飾った。